S3 Compatible¶
S3 API を実装したサービスであれば、どれでも Windows ドライブとしてマウントできます。接続に使う項目は常に同じ(エンドポイント URL、アクセスキーID、シークレットアクセスキー、バケット)なので、このガイド 1 つで S3 系サービス全体をカバーします。
これらのサービスの多くは、RaiDrive の Enterprise タブに専用の項目として表示されます(Wasabi、Backblaze B2、Cloudflare R2 など)。専用の項目がある場合はそちらを選択してください。RaiDrive がエンドポイントのパターンとリージョンの一覧を把握しています。それ以外のサービス(セルフホストのサーバーを含む)には、汎用の S3 Compatible 項目を使用します。
始める前に¶
事前に次のものを用意してください。
- サービスが発行したアクセスキーIDとシークレットアクセスキー。S3 互換サービスには、どれも自身のコンソールにキー管理ページがあります。このセクションにある各サービスの専用ページで、取得場所を具体的に説明しています。
- サービスの S3 エンドポイント URL(下の表を参照)。
- 追加の識別子が 1 つ必要なサービスもあります。たとえば Cloudflare R2 にはアカウントIDが、Oracle にはオブジェクトストレージの名前空間が必要です。
接続¶
- ツールバーの追加をクリックします。
- Enterprise → で該当するサービスを選択します。一覧にない場合は S3 Compatible を選択します。
- 汎用の項目では、エンドポイント URL を入力します(サービスが必要とする場合はリージョンも入力します)。
- アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを入力し、バケット欄の横にある更新ボタンをクリックします。
- バケットを選択し、マウントをクリックします。
バケットの手動入力
キーにバケットの一覧表示が許可されていない場合は、バケット欄の左にあるチェックボックスをオンにして、バケット名を直接入力してください。
エンドポイント一覧¶
| サービス | エンドポイントのパターン |
|---|---|
| Wasabi | https://s3.<region>.wasabisys.com |
| Backblaze B2 | https://s3.<region>.backblazeb2.com |
| Cloudflare R2 | https://<account-id>.r2.cloudflarestorage.com |
| Storj | https://gateway.storjshare.io(単一のグローバルエンドポイント) |
| DigitalOcean Spaces | https://<region>.digitaloceanspaces.com |
| Oracle Cloud | https://<namespace>.compat.objectstorage.<region>.oraclecloud.com |
| IBM Cloud | https://s3.<region>.cloud-object-storage.appdomain.cloud |
| Alibaba Cloud | https://oss-<region>.aliyuncs.com |
| Tencent Cloud | https://cos.<region>.myqcloud.com |
| Naver Cloud Platform | https://<region>.object.ncloudstorage.com — リージョン: kr、us、sg、jp、de |
| Synology C2 | https://object.<region>.c2.synology.com |
| IDrive e2 | https://<host>.<region>.idrivee2-XX.com(e2 コンソールに表示されます) |
| Akamai Linode | https://<region>.linodeobjects.com |
| IONOS | https://s3.<region>.ionoscloud.com |
| DreamHost | https://objects-us-east-1.dream.io または https://s3.us-east-005.dream.io(クラスターによって異なります) |
| Leviia | https://s3.<region>.leviia.com |
| MEGA S4 | https://s3.<region>.s4.mega.io |
| MinIO(セルフホスト) | サーバーの URL |
| Cloudian(セルフホスト) | サーバーの URL |
| Ceph(セルフホスト) | RADOS Gateway の URL |
| Garage(セルフホスト) | サーバーの URL |
| Scaleway など | https://s3.<region>.scw.cloud — 汎用の S3 Compatible 項目を使用 |
設定¶
| 設定 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| エンドポイント | サービスの S3 API の URL | — |
| リージョン | 認証に使うリージョン。一部のサービス(例: Garage、Scaleway)で必須 | 空欄 |
| アクセスキーID / シークレットアクセスキー | サービスが発行した資格情報 | — |
| バケット | マウントするバケット(一覧から選択または手動入力) | — |
| 読み込み専用 | マウントしたドライブへの書き込みをブロックします | オフ |
動作と制限¶
- RaiDrive は、自身を名乗るサーバーについてエンドポイントを検証します。MinIO、Cloudian、Ceph、Garage はサーバーの応答で、IDrive e2、Akamai Linode、Synology C2 はホスト名のパターンで識別します。一致しないエンドポイントは「invalid endpoint」として拒否されます。
- セルフホストのサーバー(MinIO、Cloudian、Ceph、Garage)にはパススタイルでアクセスし、プライベート証明書や自己署名の TLS 証明書も受け入れます。
- S3 の仕様はどのサービスにも当てはまります。実際のフォルダーはなく、「フォルダー」はキーのプレフィックスにすぎません。そのため、大きなフォルダーツリーの名前を変更すると、そのプレフィックス配下のすべてのオブジェクトがコピーされてから削除されます。AWS: フォルダーを使用したオブジェクトの整理を参照してください。
トラブルシューティング¶
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 「invalid endpoint」 | エンドポイントが選択したサービスと一致しない | 表のパターンを確認するか、汎用の S3 Compatible 項目を使う |
| バケット一覧が空 | キーにバケットの一覧表示の権限がない | バケットを手動で入力する |
| 署名・認可のエラー | サービスでリージョンの明示が必要 | サービスのコンソールで確認した値をリージョン欄に入力する |
| LAN 内のサーバーで TLS エラーになる | 公開サービス用の専用項目で自己署名証明書のサーバーに接続している | セルフホスト用の項目(MinIO/Cloudian/Ceph/Garage)か S3 Compatible を使う |